解決志向(ソリューションフォーカス)の実践マネジメント [by 青木 安輝 (著)
解決志向(ソリューションフォーカス)の実践マネジメント 青木 安輝 河出書房新社 2006-02-11 posted at 2007/07/08 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『ソリューションフォーカスって何?』
文字としては理解していても・・・
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☆気になったキーワード
『診断抜き』 『何を変えるか』
『フューチャーインパクト』 『ワーストシナリオ』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『で、結局なんだろう?』
構成要素を知りたいな
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『「心」が介在すると向かない』
▼『YESでYESを促進する』
▼『ミニ・パーフェクトを探す』
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▼『「心」が介在すると向かない』
問題を見つけたら、その原因や環境を分析して
改善していく。
そんな解決方法がこれまでは主流でしたし
実際に、日本の製造業の躍進もまさにこの「問題を消す」
というスタンスで行われてきました。
そのがんばりのおかげで
不良品率や精密さで世界ナンバーワンといえるくらいの
実力を獲得してきたんですね。
ん?ではその方法をこれからも踏襲すればいいじゃないか!
と思いますが。。実はこの「問題にフォーカス」する方法は
産業の発展には多大な貢献をしてきましたが
人が絡む問題になると・・・・
実はうまくいかないのです。
自分に当てはめて考えてみればわかりますね。
まるるちゃんが、自分が正しいと思ってやっていることを
まわりから「間違っている!」と高圧的に命令されたら
素直に直そうとするか?というと・・・・
残念ながらそこまで人間ができていません(笑)
自分が「やばいよな~」と思っていることだったら
直そうとするにしても、まわりからの指令で直さざるを得なかった
と言う形は余計に取りたくないと思うんですよね。
そして「心」がモノと違う点という意味では
つねに「ばらつき」があるのではないでしょうか。
モノは常にほぼあるがままの形を持っていますし
入力に対してでてくる出力は一定なので
なにか問題があれば、それに注目してみることで
結果を変えることができるかもしれませんが
「人」はそうはいかないからこそ
「問題にフォーカス」することは。。。得策ではないのですね。
ではどうやって解決策を出すのか?というときに
でてくるのが「ソリューションフォーカス」なわけです。
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▼『YESでYESを促進する』
さて、そのソリューションフォーカス=解決志向
とは?一言で表すと
よくなったらどうなるのか?何が得られるのか?
という考えを持って行動することです。
つまり、「(問題が)解決された状態」を想定して
現状の問題がある状態が決して「固定された状態ではない」
と考えます。
すると「変化するモノである」と考えれば
その変化の方向はどちらにすればいいのか?
すると、どうなるのか?
という思考に頭を切り換えるのですね。
変化に富むということはイコールさきほどまるるちゃんが
書いたように「ばらつき」があるということにつながりますから
人の「心」に向き合うときには性質が近いですね♪
そんな「心」を動かすためになにをするのか?
という一つの事例として「YESでYESを促進する」
というものがあります。
これはすべてに行動が「よいこと」「悪いこと」だけで
構成されていないということから
使える方法だとまるるちゃんは思うのですが
だれかの行動の中には、全体としては「問題」が
あったとしても、その中に「例外」としてよい行動があるとおもうのです。
その「例外」を見つけてあげて、それを増やす!
という方法をとってみましょう。
増やすためにまわりからよい行動をほめてあげたり
それに対してなにかの報酬がでるとしたら・・
よい行動=YESをもとにしてさらにYESを
増やしていくことができるのではないでしょうか?
例外=変化に富んだ実態と考えることが出来れば
例外を増やしていくことで、実態自体を変えることができます。
その結果、問題自体がいつのまにか実態の変化にともなって
消失してしまう・・・
これありですよね?
別に問題に注目したいわけではなくて、
最終的に解決してくれれば、私たちとしてはハッピーな
わけですから。
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▼『ミニ・パーフェクトを探す』
さて、本著で青木さんが解説されているソリューションフォーカスは
7つの基本要素から構成されています。
それは順番に
1)OKメッセージ
2)プラットフォーム
3)フューチャーインパクト
4)ソリューション・リソース
5)スケーリング
6)スモールステップ
7)フォローアップ
カタカナばかりですね(笑)
すべてをこの【エンビジ】で取り上げることはできないので
今回は4)の「ソリューション・リソース」を取り上げてみたいと
思います。
この「ソリューション・リソース」とは
解決に向けた資源=好材料という意味を持っていて
その前段階の(3)で掲げた、理想的な未来にたいして
そこに向かっていくための材料を
あなたのこれまでの経験=過去や
現在から探してくると言うことです。
例えばなにか人間関係に問題があったとしても・・
100%の確率で常に険悪なわけでは
ないとおもうのです。
そんな「例外的な事項」をピックアップしてみましょう。
さきほどの例ならば2人で話しているときには険悪でも
ある先輩が一緒なら険悪にならないという「例外」があれば
それでOKなのです。
将来的な理想が、人間関係をよくある状態であれば
それが例外的にでも実現できている「ミニパーフェクト」を
さがそうということなんです。
そのときに大事なのは「ほかには?」というキーワード。
YESでYESを促進するという観点から考えれば
促進する材料が多ければ多いほどいいわけですから
どんなささいなことでも見逃さないようにしたいですよね。
となると一人で考えているよりも実は2人で会話しているときの
方が引っ張り出される可能性があります。
なぜなら、相手から「他には?」というキーワードが
発せられると・・・
「たいしたことじゃないけど」と言いながらも
新しい好材料が出てくる可能性が高まるからです。
材料がたくさんでてくることによって、「可能性」の感覚を
どんどんと高めていくことができる。
それが「ミニパーフェクト」を探していく本当の
理由なんだろうな~と思います。
これ、一般的には「小さな成功体験を積み重ねる」という
言葉で言い表されることかもしれません。
ただまるるちゃんが違っているな~と感じたのは
漠然と「成功体験」を積み重ねているだけではなく
理想的な未来を想像した上で、「成功体験」を重ねることが
方向性がある程度見えているだけにより進みやすいのだろうな~と。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『Don’t ask why! Ask how!』
どうやったらよくなるかだけ考える
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決意の言葉は先日まで出ていたセミナーで
教えてもらった言葉です。
「なぜ(うまくいかないのか?)と考えるな。
どうしたら(うまくいくのか?)と考えろ!」
です。
問題にフォーカスするのではなく、解決方法に思考を向ける。
まさに今回の本のテーマですね。
ポジティブシンキングに走って
悪いことを全く考えないというのは
リスク管理がまったくできてませんから、いいことではありません。
とまるるちゃんは思っています。
だからといってリスクばかり見ているのがいいのではなくて
リスクを「知った」上で、さてどうやて解決するのか?
と前向きな姿勢で解決方法に目を向けるのがいいのでは?ということ。
本著では「ワーストシナリオ」という言葉がつかわれていましたが
最悪の状態を想定しておくことは
それ以上悪くなりようがない
わけですから、ある意味安心ですよね?
そこが見えない暗闇こそがもっとも不安で
エネルギーを座れるもとだから・・・。
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