宋文洲の傍目八目 [by 宋 文洲 (著)
宋文洲の傍目八目 宋 文洲 日経BP社 2007-04-12 posted at 2007/06/16 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『「常識」は正しいですか?』
別の視点から眺めてみると・・・
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☆気になったキーワード
『当事者が』 『靖国神社』
『「精神論」のウソ』 『密告・通報』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『物事を見る目を養うための着眼点は?』
何を違和感と感じるか
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『政治思想と宗教信仰-靖国神社と遊就館』
▼『「精神論」のウソ』
▼『日本は本当に環境先進国か?』
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▼『政治思想と宗教信仰-靖国神社と遊就館』
最初に断っておきますが、【エンビジ】で
政治的体制や宗教観を論じたり、押しつけたり
するつもりは全くありません。
まるるちゃん自身、「絶対不可侵な基準」というものが
世の中には存在しないと思っています。
見る人によって立場が異なること
そして、時間が流れていったら同じ人でもかわる可能性がある
そう思っているからです。
さて、その前提で本著で触れられている話
「中国人の僕が靖国神社に行きました」からご紹介します。
宋さん自身のポリシーとして「自分の目で確かめてないことを
語るのは嫌だ」というのに基づいて、行かれたそうです。
まるるちゃんも靖国神社にはでかけたことがあります。
桜の季節は桜がきれいですし、人々もにぎわっていますが
そうでない平穏な季節には、とっても落ち着いた空間が
広がっているよいところです。
そんな靖国神社の一角に「遊就館」という建物があります。
こちらにはまるるちゃんはでかけたことがないので
伝聞および本著の紹介にのみ依存しますが
ここでは、戦争関連、特に太平洋戦争のころの展示が多いと言います。
Wikipediaの紹介
�http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8A%E5%B0%B1%E9%A4%A8
宋さんが感じた違和感というのは・・・
心穏やかな宗教施設と、戦争博物館としての展示の
あまりにも大きな落差だったのではないでしょうか?
日本を守ろうと戦ってきた若者の英霊に対して
敬意を表して、尊ぶのは日本人として当然の感情でしょうし
それは心の自由です。
逆に言えば、その日本と戦った相手からすれば
逆の感情を持つことも自由。
その心の自由を「政治的視点」から一方的に
相手に「何かを強制」しようとすることが問題では?
と思うわけです。
政治というものはある意味、「非情」なものであって
リアリストでかつ利用できるものがそれをすべて利用する
という側面があると思います。
その政治と「宗教」という人々の心の自由が
つながってしまって一つの問題になっていることが
ある意味「問題」の根の深さだと思うのです・・・。
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▼『「精神論」のウソ』
やる気になって全力で打ち込めば
どんな困難でも打開できる!
精神論をぶちあげて、組織を引っ張っていこう
というリーダーの話です。。
その精神論を自分自身に関しても
適用しているのであればまだいいのですが
実は・・・・かなり多くのこのようなリーダーは
自分のことに関しては、その対象外としていると言います。
例えば・・・
社員には残業、それもサービス残業を強制しているのに
自分はちゃんと会社に出てこなかったり。
「思いやり」が大事!だといいながら
たばこの煙をとなりの席にまで充満させてしまっていたり・・
自らの行動を客観的にみれないことが多いと
宋さんはおっしゃいます。
その理由として、精神論を好むリーダーは
「実務」に携わっていないことが多い
そんな風におっしゃっています。
精神論を好むということはイコール、、、
ある「精神」の考え方を人に押しつけるやり方であるとも
言えるのではないでしょうか?
「心」の持ち方、考え方というのは
人によってそれぞれ違っている
そして「大事なもの」です。
大事だからこそ、自分の考えていることを
「相手に押しつける」ことができない!と
考えるのが普通の精神の持ち主じゃないかな~という
宋さんの思想にはまるるちゃんも同感です♪
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▼『日本は本当に環境先進国か?』
日本は世界の中では環境先進国と
いわれています。
過去の公害の経験から、その技術は世界トップクラスで
車などのハイブリッドカー、例えば「プリウス」などは
世界的に有名な車ですね。
たしかに、テクノロジーでは環境先進国な日本ですが・・・
そのライフスタイルも先進的?
と言うことを考えてみると、100%YESとは
いえないかもと宋さん。
例えば車。
一人で乗っている人多いですよね?
4人乗れる車に、一人で乗ることは・・・
環境負荷を考えると決してやさしいことではありません。
東京に行くといつも目につくのが
高速道路というのがたちの悪い冗談と思えるくらい
混んでいる首都高。
1台1台の環境負荷が軽くなっているとしても
その数字では決してゼロではありません。
そのことを決して忘れてはいけないのです。
こういわれると、正しいからこそ
ぐうの音も出ません(笑)
もちろん、日本以外の国がすぐれているかどうか?
これは良い国もありますし、某国のように
石油をガンガン使いまくっている国もありますから
一概にはいえませんが、自分たちの意識として
「環境の技術は先行して、世界に貢献しているのだから
生活の方はいいでしょ」
という意識だけはもたないようにしないと。。。
日本で制定された京都議定書のころよりも
Co2排出量が増えているのは家庭部門といわれていますからね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『当たり前だと思うことに「違和感」を感じる肌感覚』
自分が普通に暮らしていくことから
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日本人であれば「当たり前」「空気のよう」に
思ってしまうことも、一歩外から見るとこんなに
違うんだ。「傍目八目」ということを改めて感じました。
当たり前。そのようにして思考停止していくことは
簡単なんですが、その当たり前に感じている
「不便なこと」「不自然なこと」に宝の山は
埋まっています。
e-Bookやビジネス書のノウハウなんかもその一つですね。
はっきりいって画期的なことは書いていません(笑)
逆に、みんなが気がつかなかった着目点をみつけだして
そこから一転突破していく。
そういうことができている良書が
みんなから支持されて受け入れられていくのでしょうね。
そのスタートは「違和感」を感じること。
その違和感を解決する方法を探し出すことなんでしょうから。
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