自分の小さな「箱」から脱出する方法 [by アービンジャー インスティチュート (著), 金森 重樹 (監修)]
自分の小さな「箱」から脱出する方法 アービンジャー インスティチュート 金森 重樹 冨永 星 大和書房 2006-10-19 posted at 2006/11/16 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『人間関係のパターン?』
はまりこんでしまうとどうなるんだろう
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☆気になったキーワード
『気づいていない』 『自己欺瞞』
『目の前の相手』 『自己正当化』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『自分の関係を改善するには?』
よりよくやっていきたいと思っているのに困っているなら
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『思いこんでいた現実』
▼『自分への裏切り』
▼『箱の外に出るとは?』
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▼『思いこんでいた現実』
「真実と事実は異なる」という言葉を聞いたことがありますか?
事実は一つしかなくても、真実は人の数だけ
存在する。
人は何が正しいことなのか?というのは人によって
違っているわけです。
この「思いこんでいた現実」に対して
外部から「それは違うでしょう!」と批判が出たら
どうなりますか?
「え、本当にそうなのかな?」と考えるよりも
まず先に、「防御」に入ってしまうのではないでしょうか?
そう、「自分が正しいのだから、相手の意見は間違っている!」
という形にて。
で、相手を非難したり、反撃したりしちゃうのですね。
でも・・・実は自分の信じていたものがおかしい可能性って
ありませんかね?
本著では「自己欺瞞の世界」という言葉が使われています。
その世界に「囚われてしまっている」場合、
反していることを受け入れることはできなくなりますよね。
今度は逆の立場から考えてみると
こちらから、意見をする場合に相手のことを
どう考えていますか?
人として、ちゃんと大切にしたいから意見すると思っているのか
「やっかいもの」「脅威」ととらえて
相手に対して意見をしているのか?で
受け取り方が全然違ってくるはずなんです。
ここを間違ってしまうと、せっかく「正しい」ことを指摘して
いるのに「方法が間違っている」ために相手に全然伝わらない
という事が起こります。
出来る限り、注意をしていろいろと試行錯誤
していますが、相手に「何かを伝える」というのは
とっても大変なことですね・・・。
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▼『自分への裏切り』
自分だけが思いこんでいる現実しかみえなくなる
=箱に入っていると本著ではイメージ化しています。
では、どんなときに自分は箱に入るのか?
ということを考えてみましょう。
あなたは他の人に対して「あの人のために何か○○をしてあげよう」と
思ったことはありませんか?
そこで、残念ながらそれをやらなかったら・・・。
あなたは罪悪感に囚われるかもしれません。
逆にその罪悪感を感じないために、どうするか?というと
・自分は被害者である
・相手は加害者である
という風に考えて「自分の行動を正当化しよう」
と考える=自分のだけの世界=小さな箱
に入ってしまうのです。
と、ここで考えてみてください。
相手のために「○○」してあげようと思ったとき
相手のことを「加害者のひどいやつだ」と思ったことは
ありますか?
最初からそんなことを思っていたら、何か手助けをしてあげよう
なんて思いませんよね。
そう、実は箱に入ったきっかけ=自分を正当化しようとしたきっかけは
「自分がやろうと思った行動をしなかったとき」
= 自分への裏切り が行われたとき
に他ならないのです。
その結果、自分を正当化するためにいろんな思考が行われてしまいます。
相手はその前後でなんにも変わってないのですけど
「目がゆがむ」のでしょうね。
とっても真実を付いているので、読んでいてくらくら
きてしまいました・・・。
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▼『箱の外に出るとは?』
これまで触れてきたように「箱の中にいる」と
自分を正当化してしまい、相手をおとしめて見てしまうという
ことがわかりましたが、
では、「箱の外に出る」ためには何をすればいいのでしょうか?
と、実はこの質問設定が間違っているのです(^^;;)
何かを行動をすれば「外にでれる」というわけではないのです。
なぜなら、逆のことを考えてみましょう。
「箱の中」に入ったとき、具体的に何か行動を
起こしたか?というと、そんなことはありませんよね。
自分の行動も相手も変わっていないけど、
「自分への裏切り」があったために、「箱の中に」入ってしまったのでした。
では、裏切らなければいいのか!というと
まあ、そうなんですけど(笑)でもなかなかそれができないから
まるるちゃんも含めて人間は困っているんですよね。
#まるるちゃんは、猿じゃ?という指摘は・・・流します(^^;;)
では、どうするのか?というと
本著の中ででてきたのは
自分が間違っているのかもしれないと自問すること
だといいます。
あなたは常に誰に対してでも「箱の中」ですか?
そうじゃないならば、「外にいる」という経験を
必ずしているはずです。
他のところでうまく「外に出る」事ができているならば
今回だって外に出ることができるはず。
では、なぜ中にいるのか?ということを自問してみると
相手のことを「間違っている」と攻撃する気持ちに
なっているからですよね。
そこで、繰り返し「攻撃し続ける」のではなくて
「もしかしたら自分が間違っているのかも?」と常に自問する
それで、実際に間違っていたら素直に訂正することが
できれば、「箱の外」に出ることができるのではないでしょうか。
自問しても、自分が間違っていないときには
堂々と主張するべきかなとは思いますけどね(笑)
それは、その人との関係を修復することよりも
より大事なことであれば。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『努めて箱の外を意識する』
他のところで外に出れているのですから
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日本の人口は1億2000万、世界は50億といわれています。
すると同じ人間はいませんから、必ずみんな個性をもっています
ので、どうしても人間関係は複雑になります。
すると、あの人は好き、この人は嫌いということは
当然おこってくるはずです。
それは仕方のないことですが、その嫌いになってしまう理由に
「自分が小さな箱」に入っていることはないですか?
ということを考えてみませんか。
「自己正当化」する=自分は間違っていないと
思いこむことは非常に危険です。
わたしも本気で喧嘩すると頭に血が上ってしまうこともありますが
#特にプライベートの場合(笑)
出来るだけ常に「ここは自分が間違っているかも」と
考えることによって、自分の考えを整理するようにしています。
そこまで考えて、「やっぱりここは自分が正しい」
「あ、これは自分が間違っていたかも」とまとめることが
できるようになれば、いろんな出来事に対応していけるのかな
と思う次第です。
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